Typescript(プリミティブ型)
はじめに
Typescriptは型チェックをサポートするjavascriptの上位互換です。ブラウザで実行する前に、なにか問題があればコード上でエラーを投げかけてくれます。またTypescriptはブラウザで直接実行できません。javascriptにコンパイルすることによって、Typescriptはコード上で威力を発揮します。
ここでは型チェックの一記事目ということで、プリミティブ型(string, number, boolean, symbol, bigint, null, undefined)から見ていきましょう。
型の利用
let st1: string = 'sasuke';
st1という変数にはsasukeという文字列が入っています。javascriptでは見慣れない:string、これがTypescriptの型指定です。(アノテートするとも言います。)ここではst1は必ず文字列を入れるようにと明示してくれています。以下のようにnumber型やboorean型を再代入しようとするとエラーとなります。
let st1: string = "sasuke"; st1 = 1; //エラー st1 = true; //エラー
型推論
:stringのように型を明示的に指定しなくても、Typescriptには型推論という機能があります。それは初期化の段階で型を推論してくれます。以下、コードで確認しましょう。
let st1= "sasuke";
javascriptのような記述ですが、st1にマウスホバーしてみると:stringとst1の型をstringと推論してくれています。つまりプリミティブ型の型チェックには型を明示的に指定するのは冗長で、型推論に任せるほうが良いでしょう。
因みに宣言するだけだと、型推論はany型(何でもありな型)となります。
let st1; //宣言するだけ(st1の型はany)
終わりに
以上、簡単に型の指定と型推論となります。プリミティブ型の中でnullやundifinedはunion型などで使えそうなのでまた後日union型も記事にします。